Jenkinsエージェントを
OpenShiftのPodとして起動する

こんにちは。平田です。

OpenShiftのパイプラインビルドを使うとOpenShift上にJenkinsマスタがプロビジョニングされ、Jenkinsのジョブ実行時にエージェント(いわゆるスレーブ。「スレーブ(奴隷)」という言い方はなくなりつつある)Podが起動ます。

ですが、Jenkinsマスタは既存のものを使いたいケースもあると思います。そこで、こちらの記事を参考にOpenShiftの外部にあるJenkinsマスタからエージェントPodを起動してみたいと思います。

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Antでビルドするアプリ向けS2I

こんにちは。平田です。

OpenShiftをPaaSたらしめるのが Source-to-Image (S2I) です。

機能だけ実装すれば実行基盤が良い感じに動かしてくれる、というのがPaaSに期待されることだと思います。S2Iにより、ソースコードだけ用意すれば、サーバにデプロイされた状態のコンテナイメージが作られてOpenShift上で動作させることができます。

Java EEアプリの場合、Mavenでビルドするように構成して oc new-app するとJava EEサーバにデプロイした状態のコンテナイメージが生成されます。今回は、Apache Antでビルドする構成のアプリに対して、S2Iを動作させてみます。

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OpenShift内のPodから外部サービスにアクセスする

こんにちは。平田です。

OpenShift内のPodから別のPodに対してServiceリソースの名前でアクセスします。OpenShiftクラスタの外で動くシステム(データベース、SaaSなど)についても、対応するServiceを定義することで同じようにアクセスできるようになります。

今回は、OpenShift内に立てたphpMyAdminから社内で稼働中のMySQLサーバに接続してみます。

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JBoss EAP データソースのパスワードを
Elytron Credential Storeで管理する

こんにちは。平田です。

JBoss EAP 7.1から利用可能なElytronサブシステムでは、パスワードなどを平文で指定せずに安全に管理するための仕組みとしてCredential Storeという機能が用意されています。

今回は、Credential Storeを使ってデータソースのパスワードを管理してみます。

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JBoss EAP管理コンソールの認証を
Elytron jdbc-realmに切り替える

こんにちは。平田です。

JBoss EAP 7.1から、従来のsecurityサブシステムを置き換えるElytronが使えるようになりました。Elytronを導入すると、EAP自体とアプリケーションの認証・認可を一元管理できるようになります。

今回は、Elytronを導入し、管理コンソールの認証バックエンドの切り替えを試してみます。

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OpenShift Origin 3.9 インストール
その1 概要

こんにちは。平田です。

開発者視点からOpenShiftの機能などを評価するには、Minishiftを使うのが簡単です。一方で、運用者視点から評価したり実案件に投入するには実際にOpenShiftクラスタを構築する必要があります。

そこで、インストール手順を確認するため、インストールマニュアルをもとにOpenShift Origin 3.9のクラスタを手元のラップトップに構築してみます。このエントリでは、インストール手順の概要、構築するクラスタの構成について説明します。

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