こんにちは、加藤です。
moduleコマンドについて調査しました。
moduleの追加を行う場合、EAP6までは
- EAP_HOME/module以下にフォルダを作成
- module.xmlを作成
- JARをフォルダに配置
という手順が必要でした。
EAP6.1から、moduleコマンドを使用することで手順を省略できます。
※技術プレビュー機能なので、正式にサポートされていません
JDBCドライバのインストール手順を例として説明します。
・フォルダ作成・module.xmlの作成・JARの配置を行う
module add --name=com.mysql --resources=/home/guest/Desktop/mysql-connector-java-5.1.25-bin.jar --dependencies=javax.api
(dependenciesはカンマ区切りで複数指定が可能)
module.xmlはこんな感じで作成されます。
<?xml version="1.0" ?> <module xmlns="urn:jboss:module:1.1" name="com.mysql"> <resources> <resource-root path="mysql-connector-java-5.1.25-bin.jar"/> </resources> <dependencies> <module name="javax.api"/> </dependencies> </module>
・JDBCドライバモジュールをドライバとして追加
/subsystem=datasources/jdbc-driver=mysql:add(driver-name=mysql, driver-module-name=com.mysql, driver-xa-datasource-class-name=mysql.jdbc.jdbc2.optional.MysqlXADataSource)
以上でJDBCドライバの追加は終了です。
また、以下のコマンドを実行することで削除を行うことも可能です(フォルダごと削除されます)。
module remove --name=com.mysql
所感
だいぶ手順が省略されるので、正式に追加されればこちらが主流になると思います。
作成されたmodule.xmlを見ても問題なさそうだったので、とりあえず使ってみて、問題があれば修正という手順でも良いかもしれません、