こんにちは、加藤です。
JBossEAP6.2の新機能である、管理監査ログについて調査しました。
CLI上で以下のコマンドを実行すると、管理監査ログ出力機能が有効になります。
(EAP6.1では、management以下にaccessが存在しませんでした)
/core-service=management/access=audit/logger=audit-log:write-attribute(name=enabled, value=true)
デフォルトでは、jboss.server.data.dir以下にaudit-log.logが出力されます。
モジュールのデプロイと有効化を実施したときのログが以下になります。
2013-11-20 11:15:33 - { "type" : "core", "r/o" : false, "booting" : false, "version" : "7.3.0.Final-redhat-8", "user" : "jboss", "domainUUID" : null, "access" : "HTTP", "remote-address" : "127.0.0.1/127.0.0.1", "success" : true, "ops" : [{ "address" : [{"deployment" : "form-auth.war"}], "operation" : "add", "runtime-name" : "form-auth.war", "content" : [{"hash" : { "BYTES_VALUE" : "5ABSL1kyYkuze538hIiy1KK+/Nw=" }}], "name" : "form-auth.war", "persistent" : true, "enabled" : null }] } 2013-11-20 11:15:37 - { "type" : "core", "r/o" : false, "booting" : false, "version" : "7.3.0.Final-redhat-8", "user" : "jboss", "domainUUID" : null, "access" : "HTTP", "remote-address" : "127.0.0.1/127.0.0.1", "success" : true, "ops" : [{ "address" : [{ "deployment" : "form-auth.war" }], "operation" : "deploy" }] }
所感
情報量が多いため、監査として有効なログだと思います。
ただし出力内容の変更ができないようなので、不要な情報が多かったり、ログの量が膨大になったりするかもしれません。
また、ログの見方を理解しないと内容が把握できないと思われます。
なお、この機能については、EAP6.2のドキュメントには記述が一切存在しません。
ベータ版とはいえ、リリースノートに新機能として書いてあるなら、少しくらい書いてくれてもいいと思うのですが。