ProgressCorticon Studio を補完する実践的なソリューション
Progress Corticonの魅力は、コーディングレスでビジネスルールを柔軟、迅速に作成・編集できることです。ユーザ部門がビジネスルールを直接編集し、システムのリリースサイクルを短縮することができます。
しかしながら、より高度で膨大なルールを扱う現場では、ユーザ部門が単独でビジネスルールを変更することは現実的ではありません。IT部門によるサポートが不可欠です。
典型的な現場では、IT部門がユーザ部門からヒアリングした情報をとりまとめ、ルールを作成します。ユーザ部門はルールをレビューし、IT部門にフィードバックします。コミュニケーションロスの抑制と、フィードバックループの最小化が重要課題となります。
BT4Cのルール作成ツールは、これらの重要課題を解決します。
BT4Cはユーザ部門向けに機能を最適化したExcel®ベースのルール編集ユーザインターフェースを提供します。普段の業務でExcel®を利用しているユーザであれば、BT4Cを使いこなすのは容易です。
特に複数の部門・課が独立してルールを管理するようなケースでは大きな効果が期待できます。
BT4Cルール作成ツールを活用することで、ユーザ部門とIT部門の分業が実現でき、ルール開発の工数削減、時間短縮などが期待できます。
BT4Cを利用した開発手順
IT部門がProgress Corticon Studioを用いて語彙を定義し(BT4Cには語彙編集機能はありません)、ルールの雛形を作成します。その際にユーザ部門が、ルールの閾値を埋めるだけの状態に落とし込めれば、理想的です。
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ルールシートExport
Progress Corticon Studioで作成した語彙とルールシートをExcel®ファイルとして出力します。IT部門がこの機能を使い、出力されたルール編集用Excel®ファイルをユーザ部門に渡します。 -
ルール編集
ルール編集用Excel®ファイルを使ってルールを編集します。シートのレイアウトは、 Progress Corticon Studioのデシジョンテーブルと同等です。ユーザ部門はルール編集用Excel®ファイルを保存しIT部門に返します。 -
ルールシートImport
IT部門がルール編集用Excel®ファイルをProgress Corticon Studioにインポートします。ルールの編集が終了したら、BT4Cのテスト支援ツールを用いて単体テストを実施します。